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【産経新聞】 「関電、原発の可否左右 安全協定 京都府と幅広く議論」

関電、原発の可否左右 安全協定 京都府と幅広く議論
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/24/20110624-054439.php

 関西電力八木誠社長と23日に会談した京都府山田啓二知事が締結を求めた原子力発電所の安全協定は関電にとって、福井県内の原発の行方を左右しかねない大きな問題だ。府に節電をお願いする立場から、八木社長は協議の場を設けることに合意したが、原発立地県以外の府県が同様の協定を結んだケースはなく、協議の先行きは全国にも影響しそうだ。

 京都府と関電は原発に関する協定を結んでいるが、災害時の連絡義務を定めた通報協定のみだった。しかし、府は東京電力福島第1原発事故などを受け、関電の高浜原発福井県高浜町)などからの防災対策重点地域(EPZ)を半径10キロから20キロに拡大する方針を決定。福井県が関電と結んでいるような協定を求めた。

 同県との協定では、原発の運転再開に同県の承認が必要。同県内で停止中の原発が運転を再開できないのは承認が得られないためで、京都府とも結べば、府の承認も必要になる。

 関電の八木社長は山田知事との会談後「安全協定以外の要望も加えて協議の場で話し合っていく」と、幅広く議論する考えを示す一方、安全協定にからんでは「国の(原発の安全対策の)見直しを踏まえて考えていく」として、時間をかけたい意向を示した。

(2011年6月24日 08:36)