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【毎日新聞】 学習会:「原発なしで暮らそう」 「若狭」直下型地震を危惧−−「丹波の会」 /京都

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http://d.hatena.ne.jp/byebyegenpatsukyoto/20110903/1315005949


学習会:「原発なしで暮らそう」 「若狭」直下型地震を危惧−−「丹波の会」 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110907ddlk26040537000c.html

 ◇南丹の児玉さん、データ示し解説

 福井県・若狭地方にある原発群から10〜60キロの距離の住民有志でつくる「原発なしで暮らしたい丹波の会」が4日、亀岡市で初めての学習会を開いた。世話人南丹市の児玉正人さんが「若狭の原発、ここが危ない」と題してデータを示しながら解説した後、両市などから集まった25人が意見交換。「関心を持つ人はまだ少数派。草の根で広げていくしかない」と、活動の継続を確認し合った。

 児玉さんは若狭の原発について、日本海側でも内陸の直下型地震が起きる可能性がある▽多くは建設時に耐震指針がなく、津波も低く想定されている▽老朽化が進み、中性子による脆性(ぜいせい)破壊の危険がある−−などと指摘。

 さらに、「原発に近い北部ほど情報が入りづらく、都市部との共有が課題」「エネルギーの必要性の議論だけでなく、持続可能な社会をどう実現するかが問われている」と語った。

 意見交換では亀岡市の村山起久子さんが「関心のある人とない人とで、意識の差が非常に大きい。政府や周囲に安全だと言われれば信じる人が多いが、危険と言う人が増えれば変わるかもしれない」と発言。南丹市八木町の男性も「一人でも多くの人に知ってもらい、みんなが声を上げていくようになれば」と話した。

 他の参加者からは「原発労働者の被ばくを考えれば、そもそも原発は差別、人権無視を伴うもの」「危険性を訴えるだけでは『もっと安全な原発ができた』などとして推進されかねない。豊かさとは何かを根底に、人と人とのつながりを持ちながら広めないと運動が揺らぐ」など多様な観点からの指摘も。「カネと力を持つ側(政財界)が原発再稼動に揺り戻そうとする中、大衆側にはこの1年か半年が勝負」と気を引き締める声も出た。【太田裕之】

毎日新聞 2011年9月7日 地方版