2012/11/24 原発事故にも刑事責任を!武藤類子さん講演会(京都)
2012/11/24 原発事故にも刑事責任を!武藤類子さん講演会(京都)
福島第1原発の事故から約1年半。昨年末に早々と「収束宣言」を出した政府。
「事故を教訓としてより高次の安全対策を目指す」と再稼働を頑張る電力会社。
しかし、肝心の福島原発事故は収束などしてはいない。原子炉は未だ不安定な状況にあり、
依然として放射能は拡散し、汚染が広がっている。
このまま、福島原発事故を過去のものとし、
その責任や今なお続く原子力犯罪を隠蔽させてはならない―
講師 武藤類子さん(福島原発告訴団団長)
「福島原発事故は終わらない―『告訴』に込めた福島の女たちの想い」
<講師プロフィール>
1953年生まれ。福島県三春町在住。版下職人・養護学校教員を経て2003年里山喫茶「燦(きらら)」を開く。チェルノブイリ事故以来原発反対運動に携わり、2011年は「ハイロアクション福島原発40年」として活動を予定していた。福島第1原発事故以来、住民や避難者の人権と健康を守るための活動に全国を奔走。福島原発事故の刑事責任を問う福島原発事故告訴団団長。著書に『福島からあなたへ』(大月書店 2012
年)。
日時 11月24日(土)13時半開場 14時開始
会場 京都大学吉田南構内 吉田南総合館南棟21(共南21教室)
(京阪「出町柳」駅より東へ徒歩15分。京都市バス停「京大正門前」よりすぐ)
入場料 一般600円 学生300円
福島第1原発事故によって東日本を中心に全国に大量の放射能がばらまかれてしまいました。非常に多くの人々が被曝を余儀なくされ、それまでの日常を奪われ、人生を大きく変えられてしまいました。ところが、これに関して未だに誰も刑事責任を問われていません。このままでは責任の所在がうやむやにされてしまいかねません。これを許さないために、去る6月11日、1324人の福島県民が「福島原発告訴団」を結成し、東京電力の現・元役員や原子力安全委員会の委員、文科省の官僚など33名に関して、福島地方検察庁に告訴を行いました。そして福島地検は8月1日にこの告訴を受理、現在は立件に向けて捜査が進んでいます。
今、福島原発告訴団はさらに世論を大きくし、必ず責任をとらせようと11月15日に福島地検に第2次告訴を行います。このような中で、私たちは告訴団団長の武藤類子さんをお招きしました。ぜひその想いを多くの方に聞いていただきたいと思っています。
<同時開催>
展示企画 原発のゴミの行く末は。
原発は実際に稼働する発電所のみが問題なのでしょうか。実はそうではありません。「核燃料サイクル」と呼ばれる燃料成形から廃棄物処分までの一連の工程があり、その各過程で放射性廃物が発生し、多大な被害を与えています。またそれらの「ごみ」は海外の先住民や過疎化した村など、社会的に「弱い」立場へと真っ先に押し付けられているのです。
今回はそうした差別・人権破壊の象徴とも言える「原発のごみ」の中でも、濃縮過程で発生する劣化ウランを利用した兵器とその被害の実態、および放射性廃物の国内集約地である青森県六ケ所村に主要に焦点を当て、パネル・写真展示を行います。
●パネル提供
NO DU ヒロシマプロジェクト
島田恵さん(写真家)
11月22日(木)〜25日(日)
10:00〜17:00(24日のみ12:00まで)
会場 吉田南総合館南棟21(共南21教室) 講演会場と同じ
入場無料
主催 社会問題を考えるサークル 京都大学ピース・ナビ
(連絡先)
E-mail kyodai_skk@yahoo.co.jp
ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/kyodai_skk
共催 アジェンダ・プロジェクト京都
Tel&Fax 075-822-5035
ブログ http://agenda-kyoto.ldblog.jp/