10/6矢ケ崎克馬さん講演会について
矢ケ崎克馬さん講演会について
「京都北部『いのち』を守る宗教者の会」では、この秋、下記のような講演会を企画しています。
万が一若狭の原発において、福島のような事故が起こった場合、当地方において最も深刻な事態として想定されるのは住民の放射能被曝です。ところが、現在福島ではガンマ線による「外部被曝」のみが被曝のように扱われており、長期にわたり最も深刻な健康被害をもたらす「内部被曝」については、軽視ないしは無視されているように見えます。
先日、大熊町から会津若松に避難されている木幡ますみさんから聞いた話によりますと、原発周辺の人のいないエリアで、イノシシが雑草におおわれた街や田畑をわがもの顔に歩き回り、ネズミが大増殖して家中食い荒す、それを追ってハクビシンが増えるといった状況は伝えられてきましたが、最近はそれに加え、生きものの死骸が目立つそうです。特にイノシシの子ども「うりぼう」が死んでいる、カラスがよたよたと飛び、落ちて死んでいる、などの光景を目にするそうです。生き物が放射能にやられている。人間がそこにいたらどうなるでしょう。これは、外部のガンマ線だけでなく、日々摂取する食物による内部被曝のせいではないのか? イノシシの子「うりぼう」が死んでいる―戦慄すべき福島の実態です。
わたしたち、人間だけでなく生きものすべてのいのちと安全をまもる観点から、私たち自身がこの「内部被曝」について、今、正確な知識を得る、そしてそれをできるだけ多くの人々に伝える、そのことが重要ではないかと思います。
そこで、日本における「内部被曝」問題の権威である、琉球大学名誉教授矢ケ崎克馬先生をお招きして、お話をお聞きすることにしました。
〔講演会の概要〕
1 日 時 10月6日(日) 14:00〜16:00頃
2 会 場 綾部 丹陽教会 (綾部大本本部の道向かい)
3 講 師 矢ケ崎克馬 琉球大名誉教授
演題「いのちを守りたい 〜「内部ひばく」ってなに?〜」
4 主 催 京都北部「いのち」を守る宗教者の会
連絡先 綾部市西方町大坊29
宝満寺 住職 松本 満