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関電との話し合いのまとめ

【高浜原発4号機の1次冷却水漏れは原因不明!緊急停止の原因もいまだに不明

3月4日に行った使い捨て時代を考える会と関西電力京都支社との話し合いの中
で、2月20日の1次冷却水漏れも、29日の自動緊急停止も原因が判明していない
ことが明らかにされました。

関電の説明
・1次冷却水漏れは「ボルトの緩み」が原因であるが、なぜ緩んだかは特定できない。2008年に分解点検した時に、「ねじ」を斜めにしめてしまった「可能性がある」が、断定はできない。
・2008年に分解点検し、規定値まできっちり締めたと規制委員会に報告しており、規制委員会にはその記録が書類として存在している。
・2008年以降に4号機は稼働しており、その際は冷却水漏れなどは発生しなかった。
・今回の1次冷却水漏れの後で4号機のすべてのボルトを点検して締めた。3号機についても確認した。きちんと行っている。
放射能汚染水は作業員が拭き取った。作業員は被曝していない。きちんと線量を測って作業を行っている。
・自動緊急停止の原因はまだわからない。3月9日までに原子力規制委員会に報告しなければならないが、それまでに判明するかどうかわからない。

汚染水漏れが起きて半月以上たつのに、本当の原因は把握できていません。関電はボルトの「ゆるみ」が原因としていますが、なぜゆるんだのかは「わからないと」言っています。それにもかかわらず、関電は再稼動の手続きを進めました。
そして規制委員会も関電も「きちんと点検した」とする中で、メルトダウンに直結しかねない一時冷却水漏れが発生し、さらにはマスメディアをよんで満を持して行った送電開始作業と同時に、過電流の発生によるらしい自動緊急停止が起きたのです。その原因もいまだに判明していません。事故が起きてもすぐに原因は分からず、対応できないというのが原発です。安全を最優先するなら再稼動はあり得ないはずです。