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【Journalist-net Report and Opinion】[大震災半年]「9.11バイバイ原発・京都」1,600人がデモ 三室勇

[大震災半年]「9.11バイバイ原発・京都」1,600人がデモ 三室勇
http://journalistnetannex.blog74.fc2.com/blog-entry-615.html

体感温度35度の蒸し暑い京都の街を「原発を止めろ! 子どもを放射能から守ろう!…」とシュプレヒコールを繰り返しながら、デモの列が四条通り、河原町通りを行進した。

休日のこの日、午後2時に祇園八坂神社の円山公園ラジオ塔前に集合した集会参加者は、市民団体、政党、個人参加者とさまざま。思い思いの扮装、プラカードや旗、楽器などを持って、集まっていた。
京都は若狭原発から60〜70キロ圏にあり、ことあれば深刻な放射能汚染にみまわれる。また近畿圏の水がめ・びわ湖の汚染は深刻な事態を引き起こす。3.11以降、京都ではさまざまな団体が原発事故の現状、活動期地震の今後、代替エネルギー再生可能エネルギーの可能性、東北農業の実情などを伝える集会が毎週のように組まれてきた。
そうした市民のつながりが、このデモに結集し、現状肯定の政治を変えたいと動き出した。

9.11は各地で反原発デモが行われた。「9.11―9.19脱原発アクションウィーク」によると、9.11は北海道から九州まで全国で37の集会がもたれている。
「東京・新宿で脱原発デモ=参加者1万人練り歩く」(時事通信)。このデモでは逮捕者が12人でた報じていた(産経)。この新宿集会で柄谷行人氏はつぎのように語ったという。
「デモをすることで、デモをする社会を作ることができる。震災以降、沖縄以外にもデモという行為が波及しつつある。デモができないなら国民は主権者ではない。日本人の主権は、闘争によって獲得したのではなく占領によって与えられたものだ。主権を取り戻す方法は、デモをすることだ」(twitter情報)。柄谷氏は週刊読者人のインタビュー*でも「反原発デモが日本を変える」(6月17日)と語っていた。

*反原発デモが日本を変える
http://www.kojinkaratani.com/jp/essay/post-64.html

こうした動きに現状維持したい人たちはどう応ずるのか。茂木健一郎氏の今朝の連続tweetを紹介しておく。
社会を変えなければという動きがザワザワとしてきたときに、現状維持したい人たちは「匿名性の裏に隠れて何の反応も、言挙げもしない」。これが日本の変化を停滞させるのだと書いている。「記者クラブ」問題も、「新卒一括採用」問題も、現状維持派は「金持ちけんかせず」を決め込む。自分たちの現状をロゴスを尽くして説明しようとするよりは、黙って過ぎ去るのを待っている。プリンシプルなき「匿名性の裏に隠れる」人たちは、議論しないことで、現状を更新せず、よどみ、腐っていく、と茂木氏は書く。こうしたずるい人たちを明るみに出す力を今度こそは持とうではないか。そんな呼びかけに聞こえたのは私だけではないはずだ。

(追加 柄谷行人氏の新宿アルタ前の演説はyoutubeで見ることができる)*

*2011 9 11 新宿アルタ前 柄谷行人 演説
http://www.youtube.com/watch?v=ylWQlrHQ4Gk