【毎日新聞・滋賀】福井・敦賀原発：２基再稼働差し止め申請 教え子の無念から大津さんも参加 ／滋賀

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福井・敦賀原発：２基再稼働差し止め申請　教え子の無念から大津さんも参加　／滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20111109ddlk25040481000c.html

　◇神戸大名誉教授・大津さん、脱原発行動

　「教え子に教えられました」。日本原子力発電敦賀原発１、２号機の再稼働差し止めを求める仮処分申し立てに加わった大津市和邇高城、神戸大名誉教授、大津定美さん（７３）は脱原発へ踏み出した心情をこう語った。

　龍谷大と神戸大で教授を務め、専門はロシア東欧圏経済。龍谷大での駆け出し時代の教え子で「サヨナラ原発福井ネットワーク」代表を務める福井県越前市、山崎隆敏さん（６２）から福島第１原発事故の直後、電話がかかった。「東電や国が想定外と言っているが、市民の側も事故を許してしまった」。教え子は涙ながらに無念さをにじませた。

　原発事故に正面から向き合うようになった大津さんは６月、「脱原発１００万人アクション」全国行動に呼応した高島市でのデモに参加。「敦賀原発に近い地域の若者が頑張っている。私も力になれれば」と申し立てに加わった。大津さんはこの日、高島市朽木で行われた市と市民団体合同の放射線測定活動に参加した。【塚原和俊】

毎日新聞　2011年11月9日　地方版