【毎日新聞】脱原発:さようなら原発 府内目標20万人、進む署名運動 /京都
脱原発:さようなら原発 府内目標20万人、進む署名運動 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20111113ddlk26040305000c.html
作家の大江健三郎さんや瀬戸内寂聴さん、鶴見俊輔さんらが脱原発を求め全国で1000万人を目標に呼び掛けている署名運動が、府内でも進んでいる。NPO法人や市民グループの代表、大学教授らが9月に「さようなら原発1000万人署名・京都の会」を結成し、今では100人以上が呼び掛け人に名を連ねる。府内での目標は20万人で、12日には京都市下京区の四条河原町交差点で街頭活動を実施した。【太田裕之】
衆参両院議長と首相に対し「脱原発を実現し、自然エネルギー中心の社会を求める」署名で、来年2月末まで集めている。
この日は午後1時半から約30人が「全国どこで地震や津波が起きてもおかしくないが、今私たちが声を上げないと原発は動き続ける」などと訴え、通りかかった買い物客や観光客ら321人が署名した。
埼玉県久喜市のアルバイト女性(30)は「福島県も近いし、人ごとではないと感じて」と署名した理由を語った。奈良県生駒市の高校1年、中村太城さん(16)は「原発に頼らなくても風力や水力でまかなえると思う」。先月から府内で避難生活を送る福島県の男性(21)は「地元に帰りたくてフラストレーションがたまる。全て原発のせいだ」と憤った。
同会は署名の他、賛同金も募っている。連絡先は市民環境研究所(075・711・4832)か、「京都反原発めだかの学校」の佐伯昌和さん(075・465・2451)。
毎日新聞 2011年11月13日 地方版