バイバイ原発・京都 のブログ

バイバイ原発・京都 のブログです

【1・24市民公開講座のご案内】「原発を知る・被曝を知る」(おはなし=飯田 哲夫 氏 医療法人飯田医院 医師)+【京都府保険医協会HPより】原発を知る・被曝を知る/飯田理事が市民対象に学習会


(写真:原発問題で講演する飯田哲夫医師。2011年11月12日、登録会館ホール)

京都府保険医協会HPより】
原発を知る・被曝を知る/飯田理事が市民対象に学習会
http://www.healthnet.jp/?p=3479

 協会は11月12日に登録会館ホールにおいて、当会の飯田哲夫理事を講師に、環境対策学習会「原発を知る・被曝を知る」を開催。参加者は27人であった。

 学習会では、今回の福島第一原発における冷却材喪失事故について、津波ではなく地震が原因で起こった疑いに言及。そもそも原子力委員会は原子炉立地審査指針において、立地条件を「大きな事故の誘因となるような事象が、過去に起こっていなかったことはもちろんであるが、将来においてもあるとは考えられないこと」としていることなどに触れ、にも関わらず、今回の事故を受け、津波対策の強化を行うということは、この立地審査指針に明らかに反していることなど、事故の実態について解説を行った。

 また、放射線の分子を切断する作用が、人体へ障害を引き起こすという被曝の仕組みを丁寧に説明。被曝量に応じて確実に障害が起こるという確定的被曝と、被曝量がゼロでない限り障害の起こる可能性が払拭できない確率的被曝や、食品被曝への考え方などを述べた。

 飯田理事は、放射線半減期を短くする方法や、DNAの切断を防ぐ方法、切断された細胞を修復する方法を人類は持っていないということを理解し、できるだけ遠くに長く逃げて、被曝しないようにするしか避ける方法はない。原発は平常運転時でも、放射線管理区域において人の手を使い、メンテナンスなどを行う。労働者の被曝は避けて通れず、そうした犠牲の上に成り立っている豊かな生活というものを、我々は見直していかなければならないと強調した。

 講演の後、参加者から活発に質疑が出され、盛会裏に終了。「分かり易かった」「先生がご自分の言葉で話されたので、良かった」「原発をなくしていくことの大切さがわかった」などの声が寄せられた。

 また、10月29日に開催された兵庫県保険医協会・明石支部の第28回支部総会においても、飯田哲夫理事を講師に、講演「原発を知る・被曝を知る」を開催。講演後は映画「祝の島」の上映会が行われた。参加者は106人。


【1・24市民公開講座のご案内】

市民講座「原発を知る・被曝を知る」のご案内

 飯田哲夫医師は京都の医療団体で、長年原発問題はじめ環境問題に携わってきました。
 飯田医師は言います。「今回の原発事故は、原子力=核の平和利用と呼ばれる原発の危険性を、いや原発だけでなく使用済み核燃料を含むすべての 核の持つ危険性を、日本のみならず世界にあらためて教えた。
 今回我々は、生命・健康が守られる安全で安心な生活こそが、何よりも大切だと思ったはずである。その何よりも大切なものを守ろうと思うのなら、いかなる理由があろうとも、我々は核の利用と決別する決心をし、その意思を示すべきである。
 そうでない 限り、再び核の事故に巻き込まれてしまう可能性から逃れることは決してできないであろう」と。
 本講座は、原発事故による被曝の危険性にとどまらず、原発そのものの反社会性にも迫り、即時、すべての原発を止めさせる契機としたいと考えています。
 みなさんもご一緒に考えてください。

 京都原発勉強会 浜辺勝美

市民講座 「原発を知る・被曝を知る」

日時=201年1月24日(火)午後6時〜8時

おはなし=飯田 哲夫 氏 医療法人飯田医院 医師

会場=ひと・まち交流館京都 第3会議室
   http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html

参加費=無料

問い合わせ先:京都府保険医協会事務局 環境対策担当 二橋(フタハシ)、乾谷(イヌイタニ)まで。
TEL:075−212−8877 http://kyohoi-kankyo.cocolog-nifty.com/blog/