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【関西電力】原発停止8基目、稼動3基のみ 福井、高浜2号機定検へ 国内の運転中は10基に

福井新聞原発停止8基目、稼動3基のみ 福井、高浜2号機定検へ
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/31679.html

(2011年11月24日午後5時38分)

 関西電力から24日、福井県に入った連絡によると、高浜原発2号機(加圧水型軽水炉、出力82・6万キロワット)は25日から第27回定期検査に入る。関電の原発11基のうち8基が停止することになり、稼働しているのは美浜2号機(同50万キロワット)、大飯2号機(同117・5万キロワット)、高浜3号機(同87万キロワット)の3基だけとなる。

 関電は当初、高浜2号機の18日の定検入りを予定していたが、今冬の厳しい電力需給を考慮し、法定期限ぎりぎりまで運転を延長。核燃料の劣化により定格熱出力で稼働できないため、出力100%未満で動かす「コーストダウン運転」を19日から行ってきた。同運転によるトラブルはなかったという。

 定検期間は4カ月間。ただ、東京電力福島第1原発事故を受け国が再稼働の前提条件としているストレステスト(耐性評価)の実施が必要で、その評価のスケジュールも不明。また、県は同テストだけでは不十分としており、実際にいつ運転再開できるかは全く見通せない状況にある。

 定検では、原子炉容器溶接部6カ所の超音波探傷検査を2003年以来実施。高サイクル熱疲労割れ対策として、1次冷却水中のホウ酸濃度を調整するために冷却水の一部を循環させる配管のうち、使用していない予備の系統を撤去する。

 福島の事故を踏まえた特別点検としては、緊急炉心冷却装置(ECCS)や、緊急時に格納容器に水を降り注がせるスプレーリングの健全性を確認。使用済み燃料プールには水位監視カメラと広域水位計を設置する。


朝日新聞】関電高浜原発2号機、定検へ 国内の運転中は10基に
http://www.asahi.com/business/update/1124/OSK201111240099.html

 関西電力は24日、高浜原発2号機(福井県高浜町、82.6万キロワット)が25日から定期検査に入ると発表した。電力供給が切迫するなか、18日の予定だった定期検査入りを遅らせ、法定期限いっぱいまで運転を続けていた。

 高浜2号機の停止で、関電の11基の原発のうち8基が止まり、国内の商業用原発54基のうち運転中は10基に減る。関電は運転中の残り3基をいずれも法定期限ぎりぎりまで稼働させ、大飯2号機は12月16日、美浜2号機は12月18日、高浜3号機は来年2月20日に定期検査入りする。

 高浜2号機は今回の定期検査で2003年以来となる原子炉容器の溶接部の超音波検査をするほか、福島第一原発の事故を受け、非常用電源で動く水位計と監視カメラを使用済み燃料プールに新設する。(笹川翔平)