【京都民報】 脱原発市長を京都から 俳優・山本太郎さん訴え
寺間 誠治
河原町三条に突然、山本太郎が来た！宣伝カーの上で中村和雄市長候補と脱原発でのトークショーが始まった。小雪散らつく宣伝行動にも俄然気合いが入るぞ！
脱原発市長を京都から 俳優・山本太郎さん訴え
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2012/01/30/post_8503.php
昨年の３・11の大震災による原発事故以降、反原発の活動を全国的に展開している俳優の山本太郎さんが１月29日、中村和雄京都市長候補の応援に駆け付けました。中村さんとともに河原町三条と四条で街頭トークを行い、「脱原発の市長を京都からつくろう」と歩いて支援を呼びかけ700人あまりの若者を中心とする市民が集まりました。
山本氏は「中村さんの応援のためだけに東京から来ました」と述べると聴衆から大きな拍手が起こりました。そして３・11まで原発に無関心だったことは間違っていたとのべ、「こんな危険な原発を子どもたち、そして未来の世代に残してはいけない。原発事故が起きて、国は何もできないことがはっきりしたじゃありませんか。電力会社や国のもうけのために、そんなお金のために私たちの命を差し出すわけにいきません。原発がなくても電気は足りています。脱原発の市長を京都からつくろうじゃありませんか。みなさんはそれができる。若い方、投票に行って下さい。２月５日、必ず中村市長を実現させて下さい。1000年の都、京都の意地を見せて下さい」と呼びかけました。若者らは携帯電話やカメラで撮影しながら「がんばるぞ」と応えていました。
中村候補は「原発はもういりません。京都市長になって６月の関西電力の株主総会で脱原発を提案したい。２月５日、ご一緒に京都から日本を変えましょう」と訴えました。
車上からは沖縄から駆け付けた琉球大学の矢ケ崎克馬名誉教授（放射線防護学）がマイクを握りました。矢ケ崎氏は、原発から80キロ離れたところでも放射線による健康被害が見られることや国が年間被ばく量を１ミリから20ミリシーベルトに上げたことを厳しく批判。「命、暮らしを守る、市民のための政治を実現させるため、中村さんの当選に力を貸してほしい」と力を込めました。
【京都に山本太郎さん登場！】にぎわい狙い、訴え届け 京都市長選・ラストサンデー
握手で支持を訴える中村さん（２９日、京都市下京区四条河原町交差点）＝上、笑顔で握手を交わす門川さん（２９日、京都市中京区河原町通蛸薬師上ル）
京都市長選（２月５日投開票）で最後の日曜になった２９日、２人の候補者は家族連れや若者らでにぎわう繁華街に繰り出し、対談形式の演説や「桃太郎作戦」などで有権者に支持を訴えた。俳優や知事らが応援に駆け付け、市長選「ラストサンデー」を盛り上げた。
新人の中村和雄さん（５７）は午後、中京区三条河原町で反原発活動に取り組む俳優山本太郎さんと「脱原発トークバトル」と題した街頭演説を行った。原発問題を中心に掛け合いで演説を進め、大勢の買い物客が足を止めて聞き入った。
中村さんは「絶対に原発はなくさないといけない。京都から日本を変えよう」と熱く語り掛け、山本さんが「命を脅かす原発はいらない」と強調すると盛んな拍手が起きた。演説後は２人が並んで河原町通を歩き、中村さんは「頑張って」と駆け寄る人の手を笑顔で握った。
個人演説会も午後から６カ所を回り、伏見区の伏見板橋小では「落ち込んだ京都の経済、雇用を建て直します」と力を込めた。
■支持者らと桃太郎 門川大作候補
現職の門川大作さん（６１）は早朝から北区のキタオオジタウンで演説後、選挙カーで前回市長選で得票が伸びなかった北、左京区を重点的に街宣した。午後は中京区の錦小路通や寺町通、河原町通を地元の市議や支持者ら約５０人と歩いた。
門川さんは「商店街の発展のためにがんばります」と道行く人に握手を求め、商店主からは「応援してまっせ」と声が掛かった。四条河原町では、山田啓二府知事が「京都の歩みを止めてはいけない」と府市協調をアピールし、門川さんは「大好きな京都のために、みなさんと改革を進めます」と力強い声を響かせた。
夜の演説会では自民党の谷垣禎一総裁が応援弁士に立ち、力の結集を求めた。
【 2012年01月29日 22時21分 】
