バイバイ原発・京都 のブログ

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☆☆転送大歓迎☆☆武藤類子さん(福島原発告訴団・団長)の講演会のお知らせ(8月11日大阪、8月12日京都)

福島のみなさんが東電社長他を告訴されました。「事故調報告書」が出て、先日、告訴が受理されました。第二次告訴団の呼びかけも始まっています。それの団長の武藤類子さんをお呼びして集会を開催します。ぜひご参加ください。

☆☆☆転送・拡散大歓迎☆☆☆

「福島の女たちの想い〜未来につなげるたたかいの今」

■8月11日(土)18:30〜20:30 エルおおさか南館 101号室

■8月12日(日)13:30〜16:00 京都府部落解放センター 4階ホール

6月11日、福島原発告訴団・団長の武藤類子さん他、福島の市民たち1324人は東電社長他を告訴しました。武藤さんは原発事故で、森の暮らしを奪われた悲しみ、それに対して責任をとらず、被害を拡大させた事に、当然のこととして処罰をして欲しいという怒りから告訴に踏み切りました。未来へつなぐ大人たちの責任を果たすべく、告訴団の団長として走り回っている武藤さんのお話を伺い、その思いを受けとめたいと、関西でも連続講演会を企画しました。


武藤類子(むとうるいこ)さん
福島原発告訴団・団長。1953年生れ。福島県三春町在住。養護教員等を経て2003年里山喫茶「燦(きらら)」を開く。チェルノブイリ以来原発反対運動に携わり、2011年は「ハイロアクション福島原発40年」活動を予定していた。
近著「福島からあなたへ」大月書店

主催:●大阪 8.11集会実行委員会
連絡先:大阪市浪速区日本橋5-15-2-110 女性のための街かど相談ここ・からサロン
mail:coco.kara@nifty.com

●京都 NPO京都人権啓発センター・ネットからすま
連絡先:075−415−1039

福島原発告訴団HP:http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
参加費:各1000円


≪参考資料≫

告訴宣言

福島原発事故の責任をただす!告訴宣言

福島原発事故から1年を過ぎた今なお、事故は全く収束せず被害は拡大の一途をたどっています。美しい自然と豊かな生命をたたえたふるさと、何ものにも代え難い共同体を失った私たちは、地域社会の分断という重荷を背負い、いつ終わるともしれない苦難の中にいます。


福島原発事故は、すでに日本の歴史上最大の企業犯罪となり、福島をはじめとする人々の生命・健康・財産に重大な被害を及ぼしました。原発に近い浜通りでは、原発事故のため救出活動ができないまま津波で亡くなった人、病院や福祉施設から避難する途中で亡くなった人、農業が壊滅し、悲観してみずから命を絶った農民がいます。


このような事態を招いた責任は、「政・官・財・学・報」によって構成された腐敗と無責任の構造の中にあります。とりわけ、原発の危険を訴える市民の声を黙殺し、安全対策を全くしないまま、未曾有の事故が起きてなお「想定外の津波」のせいにして責任を逃れようとする東京電力、形だけのおざなりな「安全」審査で電力会社の無責任体制に加担してきた政府、そして住民の苦悩にまともに向き合わずに健康被害を過小評価し、被害者の自己責任に転嫁しようと動いている学者たちの責任は重大です。それにもかかわらず、政府も東京電力も、根拠なく「安全」を吹聴した学者たちも誰一人処罰されるどころか捜査すら始まる気配がありません。日本が本当に法治国家かどうか、多くの人々が疑いを抱いています。


生命や財産、日常生活、そして「健康で文化的な最低限度の生活」さえ奪われた今、すべての人々がそれを奪った者への怒りを込めて、彼らの責任を追及し、その罪を認めさせなければなりません。そのために、最も深刻な被害を受けている福島でまず私たちが立ち上がり、行動しなければなりません。告訴団を結成した理由もここにあります。


私たちは、彼らに対する告訴を福島地検で行うことを決めました。自分たちも放射能汚染の中で被曝を強要されながら存在しなければならない矛盾、逃れられない厳しい現実を背負う福島の検察官こそ、被害者のひとりとして、子どもを持つ親として、この事故に真摯に向き合うべきだと考えるからです。


私たちは、自分たちのためだけにこの闘いに踏み出すのではありません。日本政府は、あらゆる戦争、あらゆる公害、あらゆる事故や企業犯罪で、ことごとく加害者・企業の側に立ち、最も苦しめられている被害者を切り捨てるための役割を果たしてきました。私たちの目標は、政府が弱者を守らず切り捨てていくあり方そのものを根源から問うこと、住民を守らない政府や自治体は高い代償を支払わなければならないという前例を作り出すことにあります。そのために私たちは、政府や企業の犯罪に苦しんでいるすべての人たちと連帯し、ともに闘っていきたいと思います。


この国に生きるひとりひとりが尊重され、大切にされる新しい価値観を若い人々や子どもたちに残せるように、手を取り合い、立ち向かっていきましょう。

2012.3.16
福島原発告訴団結成集会参加者一同