滋賀県申し入れの報告
高浜原発3号で、またも蒸気発生器(SG)の細管で損傷が起きたことは、既に
お知らせや抗議声明で紹介されています。
一昨年の3号、昨年の4号、そしてまた3号で細管損傷です。
私たち避難計画を案ずる関西連絡会は、昨年秋に4号で損傷が確認されて以来、
何度も自治体に申入れに出かけていました。
今回、2月21日に、滋賀県に緊急要請書を提出に行きました。
県議会が始まったばかりで対応は難しいとのことでしたが、
15分という短時間の申入れで、いつもの担当職員が対応されました。
◆滋賀県は「全ての原発を止めるよう関電に伝えた」と回答しました。
「高浜4号の細管損傷の時も、慎重に対応するよう求めていたが、またも損傷が
起きた。なぜ高浜原発ばかりで損傷が起きているのか、明らかになっていない」
と、関電に厳しい姿勢です。
関電滋賀支社の職員は、「原子力事業本部に伝えます」と答えたそうです。
滋賀県申し入れの報告(1頁)はこちらです。
http://www.jca.apc.org/mihama/saikado/siga_pref_rep20200221.pdf
27日には京都府への申入れも準備されています。
関電は、損傷の原因としている「異物」を見つけることもなく
1月30日に高浜4号の原子炉を起動し、2月末には本格運転を開始しようとしてい
ます。
自治体や議員の皆さんにも働きかけ、
まずは高浜4号の運転を止めるよう求めていきましょう。